古い古い象牙のアクセサリーと小さなナンタケットバスケット

ジュエリー

黒檀の飾りが可愛らしい。

中にラッキーチャームを入れて。

ナンタケットバスケットによく合う。

古い物を新しい形で生かす。

重ねて着けるのも良い。

私より年上の象牙。

古い物、壊れた物は運気を下げるから即刻捨てる。洋服には賞味期限があるからワンシーズンで捨てる。財布は毎年捨てて買い換える。下着やタオルは数ヶ月おきに全部捨てて新しいものにする。部屋着や寝巻きはシーズン毎に捨てて新しい物にする。まだまだ沢山あるが、これらは貧乏神を遠ざけ、自分軸とやらで今を生きる為に必要な事らしい。不思議な事に私の知る限り、代々裕福に暮らしている家柄で、これを実行している人は聞いた事がない。世界に視野を広げれば、尚更の事である。物を大切にしない人は貧乏になるよ、物を不幸にする人に幸せは来ないよ、これは世界中で古くから幼子に言って聞かせてきた言葉ではなかったか。それなのに、風水やヨガ、仏教の教えを尤もらしく塗した怪しげな言葉に振り回され、怯え、右往左往する日本人が増えている。そんな系統の書籍は儲かるから、同じような薄い内容なのに、あたかも新しい話のように少しだけ変えて、また出版される。だからこそ一読で読み捨てられ、古本屋に山積みだ。あの環境破壊のゴミはどう説明してくれるのか。自分達が儲かれば良いのだろう。貧乏神に取り憑かれるとか、運気が下がるとか、罪のない人々を脅して金儲けをしているのだから悪質である。ペテン師の言葉はいつの時代も魅力的で信じたくなるが、私の周りにいる裕福な人々は振り回されてはいない。それこそ、自分軸をしっかり持っている。穴が空いたら糸で直せば良いし、落ちない汚れならば上から刺繍をすれば良い。壊れたらリメイクすれば良い。滅多な事では物を捨てたりせず、然るべき場所に寄付として運ぶ。リサイクルショップ、教会、施設、学校、または欲しがっている友人に。安易に捨てず、きちんと手入れして次の場所に持って行く。そのための時間や手間を惜しまない。物を粗末に扱う事が、どんなに運気や人格を下げるか知っているからだ。怪しげな人がSNSで、リサイクルショップに換金目的で不用品を持ち込んだ挙句、時間と労力の無駄だから絶対にやめて!全部ゴミに捨てて!と言っているのを見て驚いた。あそこは、不要品を引き取って頂く場所かと思っていた。そう言えば、家庭ゴミの回収の方の談話を読んだ事がある。裕福な地域の家庭ゴミは、一軒あたりレジ袋ひとつ分程しか出ていないから少なく、その逆は大量のゴミが山積みで、分別されておらず、玩具・本・衣類・靴・プラスチック製の日用雑貨などなど、まだ使えるような物が大量に混ざっているそうだ。それを聞けば、何が真実かは見えてきそうなものである。象牙の腕飾りは、元はどこの家にもあるような古い古い首飾り。そのままでは使えないから、バラバラにして新しく作り直した。古い象牙の耳飾りも、自分用に。どちらも年代物らしい色艶だが、その風情が気に入っている。アメリカ製の小さなナンタケットバスケットは、フォッシルアイボリーとK14ゴールドで出来ている。時代も出身地も違うがしっくりと馴染んでいる。もしゴミとして捨てていたら、出会えなかった組み合わせ。古い物には、時代を経てこその価値がある。決して運気を下げるなどと失礼な事を言ってはいけない。その事を知ってほしいと切に思う今日この頃である。

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