ありがとう、米津玄師さん

幸せの方法

変身キャンディーは級友に。

ブレスレットを着けて観たそう。

大切に使わないと。

スイングなこの曲がお気に入り。

オパールが美しいトレーナー 。

たくさんたくさん買ってきました。

ガチャガチャから出でし人々。

ニギちゃん。

リモート授業が続き、級友にも会えず、それでも静かに笑って、愚痴もこぼさなかった数年間。修学旅行や文化祭、海外研修も何も、全て無くなってしまった息子に、「いつかきっと、もっと良い事が起きるよ!!」と言い続けるしかなかった。6年間の学校生活の中でも、1番楽しかったであろう高校の2年間が失われた事は、本当に残酷に思える。緊急事態宣言に振り回された学校生活。祈りながら待った修学旅行は、たった一通のメールでキャンセルが告げられた。そんな中でも健気に努力を続ける子供達には頭が下がったし、出掛けたい放題やりたい放題の老人達には怒りしか感じなかった。たまに学校へ通える日には、通学路で話すな感染するなどの苦情が学校に寄せられたり、電車内で老人から睨まれたりしたそうだ。怒りを抑え、寧ろ心を押し殺したような子供達の姿に胸が痛むと同時に、因果応報という言葉が頭に浮かんだりもした。若者達はいつだって真っ直ぐで美しい。実は優しくて純粋だ。儚くて硝子質なのだ。どんな子を見ても、いつも思う。大人達は大切な彼らを守って、導いてやらなくてはならない。凛とした美しい背中を見せるべきなのだ。方法は何だっていい、壊さないように、最大限の愛で包んでやらなくてはいけない。私よりうんと若い米津玄師さん、私は貴方を尊敬します。貴方の音楽に、貴方の美しい背中に、どれだけの子供達が救われたか。無力な私の代わりに、息子をどれだけ励まし続けてくれた事か。約束通りにコンサートを開催してくれると知った日、息子は飛び上がって喜びました。2022年9月24日、夜遅くに駅から弾む足取りで出てきた息子は、全身から立ち昇るような喜びに満ちていました。その姿を見た時、私は危うく泣いてしまうところでした。沢山のお土産を前に、話すのも追いつかぬ勢いで、貴方の言葉や様子、会場の仲間達の喜びの様などを伝えてくれました。息子の身体から迸る波動で、私まで会場にいたような幸せな気持ちになりました。修学旅行と海外研修と米津さん、今選べるならば?との質問には、「勿論米津さんだよ!!全部無くなったけど、そんな事どうでも良いんだ、大好きな米津さんに会えたから!!」何年振りかに見た、心からの笑顔でした。だから、米津玄師さん、ありがとう。どうかいついつまでも、その美しい背中で、若者達を導いて下さいますように。

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