自己満足のすすめ

ナンタケットバスケット

何も参考にしない、自分流。

自由に、楽しく、幸せに。

疲れてしまった人が増えている。世の中はインターネットで近く早くなった。幸せになるには?愛されるには?検索すれば、星の数ほどの主張に取り囲まれる。右往左往しているうちに、すっかり疲弊してしまう。例えばトイレをパワースポットにするというもの。焼塩を数日置きに作成して盛る。水晶を置き、ホワイトセージを焚く。毎日床から壁から全部を拭き上げる。プラスティックは火の気を持つ物質だから水の気を持つトイレに置くものは陶器のみ、ブラシや洗剤は置かない。市販の消臭剤も化学物質とプラスティックだから、天然のアロマオイルにする。枚挙に暇がない程の開運アクションとやらにかなりの時間を割いていたところ、家族からの一言で目が醒めた。プラスティックが駄目なら便座と蓋はどうなるの?それにプラスティックよりも陶器の方が高温の火で作るのに、なぜ陶器は良いのかな。全くもって、その通り。第一、トイレや家の神様達がそんなに手厳しい条件を心狭く並べる訳がない。人それぞれ、綺麗にするという感覚も違うのだから、自己が満足すれば、それが一番という事に結論した。だから、家の掃除は自己流で良い。その人の出来るだけを、毎日誠実に。これをやらなきゃ運気が下がる、開運日に何色の財布を…神様は絶対にそんな事を言わない。好きな色の財布を使いなさい、毎日を優しく愛のある生き方で、上機嫌に過ごせば良いのだよ、と言ってくれるはずだ。基準は、自分自身が心地よくて幸せかどうか。人の言う事に惑わされない。何処にも属さずに我が道を行けば良い。それはバスケット作りにも、部屋のインテリアにも言える事。誰のやり方が正式、どれが公式、縛られる必要はない。好きな物を作り、好きなように飾る。自分の人生なのだから、自分の自由に生きて良い。自己満足とは、そういう事だと思う。

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