作者の優しさが詰まっているから、
幸せになれる魔法のペンダント。
ラッキーチャームを追加して、完璧。
マンモス、カバ、イノシシ、セイウチ、マッコウクジラ、イッカク、そして象。美しい牙や歯、骨を持って生まれてきたが為に生命を脅かされてきた。それ以外にも、美しい毛や羽根、美味なる肉のせいで、実に様々な動物達が、人間の欲と満足の為に命を落としている。かく言う私も、罪深い。ナンタケットバスケットに親しみ、自ずと象牙や毛皮を愛用するようになった。ダイヤモンドだって作れるのだから、象牙だって作れるはず。そう常々思っていたら、とうとう見つけた。人工象牙で作ったという、ナンタケットバスケット。実物を手にして大いに感心、象牙と何ら遜色ない。この可愛らしいペンダントは、男性作家(erefante_t)の手によるもの。材料をドイツから取り寄せて、パーツを制作するところから、全てご自分でやられている。自然動物保護を目的に開発されたElforyn Super Tuskという人工象牙で、象牙断面のシュレーゲル線や側面の縞模様まで再現されている。素晴らしい発明だと思う。話は少し逸れるが、たまに毛皮やダイヤモンド、また象牙を愛用する人を猛批判している人々を目にする。代々受け継いできた毛皮や象牙もあるのだし、一絡げにして攻撃するのは如何なものか。毛皮などは生きていくのに必要がないから悪だ、という。私は体質的な理由で肉を殆ど食べないから、生きていくのに必要のないものだ。焼肉食べ放題の看板を見るたびに、可哀想な牛を思う。肉食が原因の病気や肥満が激増している日本。私は誰の事も責めないが、自己愛ばかり強く、他者を認められない人間にはなりたくない。つくづく、そう思う。
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