日本の伝統工芸、象牙の根付、ナンタケットバスケット

ナンタケットバスケット

大分に味が出た、最初の作。

骨董、古い古い象牙の根付。

壊れた古い象牙の首飾りから。

筆軸職人の方の作品。ルビィの象嵌。

日本に生まれた事に感謝している日本人は、一体どれだけいるのだろう。今生きている事に感謝し、今取り組んでいる仕事に感謝している人も。このうちのひとつにでも感謝できる人は、必ず他のふたつにも感謝している。その逆は説明するまでもない。世界中を旅した人に話を聞けば、日本ほど素晴らしい国はないと口を揃えて言う。確かに、もっと美しい国は沢山ある。しかし、ここまで安全で全国民が幸せな国は少ない。現代の日本には、所謂文盲のような人はいない。義務教育の賜物である。高額なはずの医療費も保険制度のおかげで負担が少なく、たかが虫歯の悪化で命を落とすような目にも遭わずに済んでいる。下水道やゴミ処理の整備は完璧だから、いつでも清潔に生活でき、飲み水にもなる綺麗な水を洗濯やトイレに使っている。戦争も起きず、アメリカ軍があちこちにいるせいで、危険な隣国から攻め入られずに暮らしている。様々な問題があるけれど、物事の良し悪しは表裏一体。悪い面ばかりではなく、良い面にこそ注目し、感謝して生きる事も大切だと思う。日本には素晴らしい物が沢山ある。世界が羨むような美しい工芸品や建造物、文化がある。日本人にしかない奥ゆかしさ、優美さ、心遣いもある。廃れゆく日本文化を憂えつつも、日本に生まれ、日本人である事に感謝しながら、私は日々を生きている。

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