フェティッシュの首飾り、ネイティブ・アメリカン達のお守り
どこか可愛げのある神様。
あらゆる願いを叶える念力。
ネイティブ・アメリカン達は、どことなく日本人に似ている。勇猛な羽根飾りを頭に載せ、戦いの前に名乗りを上げる。さながら、兜を被った武士のようだ。流鏑馬のように、馬の背から矢を放つ。黒い髪と黒い瞳を持ち、八百万の神を信仰する我らと同じく、大自然に宿る精霊達を信じている。だからなのか、ネイティブ・アメリカン達の品物に血が騒ぐ。バッファローの骨で造られた精霊達の首飾りは、ズニ族伝来の細工。色鮮やかな半貴石のものが主流だが、この骨の白さがいい。何故か、懐かしく感じる。動物達には全て意味があり、精神世界に通ずる偉大なる存在なのだ。とてもとても、可愛いらしいけれど。
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